No | 項目 | 知らない場合の対処法 |
12 | トラクタで弾丸暗渠を引く場合に、圃場や位置によって方向があることを知っている。 | 幹線パイプや支線パイプ、接続パイプの方向線に直交して引いて下さい。 |
13 | 水位管理器などが凍結で破損するのを防止する方法を知っている。 | 用水バルブ及び水位管理器のコックは冬期間は開けてください。特に水位管理器のコックは中に水が入っているため凍結すれば破損します。 |
14 | 水位制御器による水位の設定方法を知っている。 | 水位制御器は外筒の中に内筒がある二重構造です。内筒はスライド管となっており、田面から-30cm~+20cmの範囲で設定できます。 |
15 | あらかじめ定めた水位に合わせて、給水栓からの取水量を自動的に管理する方法を知っている。 | 排水側の「水位制御器」のみの水位管理では、設定水位を越えた取水があれば、用水は排水路に垂れ流される(無効放流、掛け流し潅漑)ことになり、用水の無駄が発生します。「水位管理器」は設定水位を下回れば取水、上回れば取水停止を自動的に行います。 |
16 | 落水枡(ふかみず君)の使い方を知っている。 | 畑作時に大雨などによる湛水を防止する必要がある際には、内筒を一番下まで下げます。一方、水稲栽培時には必要とする水位に内筒の高さを合わせます。 |
17 | 畑作時において、台風や大雨で圃場が湛水した場合の水管理方法を知っている。 | 落水枡を田面下まで下げて下さい。また、水位制御器を一時的に開放(内筒を引き上げる)し、湛水がなくなった段階で目標水位に設定して下さい。 |
18 | 長期間降雨がない場合の水管理方法を知っている。 | 水位制御器を開放(内筒を引き上げる)にしない限り、地下水位が急速に低下することはありません。水位制御器の内筒の高さを目標とする水位に設定した状態にしておいて下さい。 |
19 | トラクタによる弾丸暗渠とベストドレーンによる弾丸暗渠の効果の違いを知っている。 | トラクタは作業機を上げる油圧は付いていますが下げる油圧はないため、サブソイラーで土に食い込ませその後ろに弾丸を取り付けて作業を行います。そのため弾丸周囲は崩れおり壊れ易くなっています。 |
20 | 給水バルブからの水漏れがある場合の対処方法を知っている。 | 用水中に混入した草や落ち葉、ワラ、魚などがバルブに詰まり正常に機能しなくなる場合があります。用水吐出量の減少を確認した際には止水弁部をチェックして必要に応じて清掃して下さい。 |
21 | 暗渠排水の目的を知っている。 | ①ほ場の水管理を容易にし、作物の生育環境を良好にする。 ②地耐力を強化し、農業機械の作業性を向上させる。 ③湿田の乾田化を可能とし、田畑輪換により食料自給率の向上を図る。 |
22 | 暗渠排水が効きにくい水田があることを知っている。 | 粘質土壌などは、暗渠の効果発現までに相当の時間を必要とする場合があります。また、泥炭土壌などは、暗渠設置後3~4年すると効きが悪くなる場合があります。 |
※詳しくは九州パディ研究所(092-924-1665)までお問い合わせください。