OPSIS「畑地用地下灌漑システム」
保水力に乏しく干ばつ被害を受けやすい土壌に対する工法として開発され、毛細管現象を利用した節水型の新たな地下灌漑システムです。砂地等、地下水位が保たれない畑地で用いられ、以下の特長があります。
●一般的な灌漑技術に比べて節水が可能
●一定の水分維持で作物に水ストレスを与えない
●灌漑に係る労力を大幅に省力化できる
●水平畑から傾斜地畑まで対応可能
●自然圧パイプラインによる施工が可能
自然圧パイプラインシステム
既存の小用水路をパイプライン化し、わずかな幹線用水路の水頭(自然圧)での圃場への給水を可能にする配管計画と、それに合致する資材の組み合わせによるシステムです。
このシステムにより、小用水路の末端無効放流を大きく減らすことが可能になり、施設管理の手間等も激減いたします。
自然圧パイプラインシステムの施工実績は、全国で5,900haに達しています。今後、開水路地区における漏水対策や維持管理労力の削減、さらにはパイプライン地区における電力量等の管理経費の削減など、多岐に対応した技術として有望であると考えています。